暗い表情に見えてしまうくすみをどうにか透明感のある明るい表情に改善させたい!
または、くすみは気にならないけど、増えてきたシミをなんとか消したい!
と思っている方の悩みを解消できるよう改善方法を掲載しています。
くすみといってもいくつかのタイプがあり、くすみの原因はさまざまな理由があります。くすみのタイプによって改善するお手入れ方法も違うので、自分の肌に合ったお手入れ方法を知りましょう。
シミはどうしてできてしまうのでしょうか?シミやそばかすがなければ肌はきれいで若々しい印象に見えます。シミができる肌のメカニズムやシミを防ぐ対策、消せなくても薄くする方法をご紹介しています。
くすみのタイプ別お手入れ方法
くすみは、肌のトーンが暗く見え、透明感やツヤが失われ、肌色がくすんで見える状態のこと。くすみの原因はさまざまな要因によって表れてきます。見た目の美しさに影響を与え、疲れた印象になり老けて見えてしまいます。
健康的な明るい肌になるために、くみすの原因を知って適切なお手入れ方法で改善させましょう。
くすみにはいくつかのタイプがあります。くすのタイプによってお手入れ方法が違うので、参考にしてみてください。
血行不良によるくすみ
症状と原因 | 肌に血色がなく、青く暗い感じの顔色が特徴です。 特に、冷え性の方は血流が滞りやすく肌の血色が悪くなり、顔が青くらく見えてしまいます。 他の原因では、疲労や睡眠不足から血流が悪くなり、皮膚の色がくすんで見えているのです。 |
改善方法 | 顔の肌の血行を促進するために、マッサージでくすみを改善させましょう。 ただし、皮膚を強く押したり摩擦を与えないように、マッサージオイルやマッサージクリームでやさしく肌の血流を促しましょう。 また、栄養不足も血行不良を引き起こす要因となりますので、ビタミンEやオメガ3脂肪酸などを摂取してくすみのない明るい肌色を目指しましょう! |
肌の乾燥によるくすみ
症状と原因 | 肌がカサついてツヤがなく、くすんで見える状態です。 乾燥により、肌のキメが乱れているのが原因です。 肌は乾燥するとキメが乱れ、キメが粗い肌は、光をうまく反射できずに肌がくすんで見えてしまいます。メイクで補おうとしても乾燥しているため、メイクのノリも悪くなります。 |
改善方法 | 肌の保湿を保つために水分と油分をたっぷり与えてあげましょう。 肌の乾燥を防ぐため、洗顔後はすぐに化粧水をつけるなど、すぐに保湿ケアをすることがおすすめです。保湿美容液やクリームを重ねてつけるなど肌の水分を逃がさないことが大事です。 |
角質肥厚によるくすみ
症状と原因 | 肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が溜まってしまい顔色がくすんで見える状態です。ゴワゴワとした肌になり透明感が失われ暗い感じの表情に見えてしまいます。 加齢や紫外線などの影響によりターンオーバーは乱れます。ターンオーバーの遅れで古い角質が蓄積されていくと、メラニンの排出がとどこおり顔色がくすんだ状態に。 |
改善方法 | ターンオーバーを正常に保ち、健康的な肌状態へ改善しましょう。 まずは睡眠時間をしっかり確保することです。睡眠不足はターンオーバーの乱れの原因になります。そして、タンパク質やビタミンなどの栄養素をしっかり摂取して、体の中から健康状態を整えていきましょう。 ターンオーバーを整えるためには、身体の内側と外側からのケアがとても大切です。 そして、スクラブ洗顔やピーリングなどで、肌の余分な角質を取り除くケアを行いましょう。 ピーリングの成分は、酸が主成分のタイプと酵素が主成分のタイプがあります。 酸を使ったものは、アルファハイドロキシ酸(AHA)で、グリコール酸や乳酸などを使用したフルーツに含まれる成分で、フルーツ酸とも呼ばれています。酵素だと、パパイン酵素やプロテアーなどがあります。 |
糖化によるくすみ
症状と原因 | 糖化によるくすみは、顔色が暗い黄色っぽいくすんだ印象になります。 糖化は、加齢や不健康な生活習慣に関連する一因として、肌の外観に影響を与えます。 糖化は、糖分とタンパク質が反応して、AGE(Advanced Glycation End Products)を生成します。AGEは、皮膚のコラーゲンやエラスチンといったタンパク質を損傷し、肌の弾力性やハリを低下させます。これにより、肌のくすみやしわ、たるみなどの問題が引き起こされるのです。 |
改善方法 | 過剰な糖分や加工食品を避け、新鮮な野菜、果物、良質なタンパク質など、バランスの取れた食事を摂ることが重要です。 そして、抗酸化物質は、体内の酸化ストレスを軽減し、糖化の影響を軽減する助けとなります。ビタミンC、ビタミンE、αリポ酸などの抗酸化物質を含む食品を摂取し、糖化を防ぎましょう。また、ドクダミ茶やルイボスティー、カモミールティーなどのお茶には、糖化を抑える働きがあるそうです。 それから、ストレスは糖化を促進させる可能性があります。適度にストレスを発散し、リラックスする時間を作ることが大切です。 |
メラニンによるくすみ
症状と原因 | 紫外線の影響などで、過剰なメラニン色素が生成されることにより、肌がシミや黒ずみでくすんで見えることがあります。 強い紫外線にさらされると、皮膚はメラニンを増産して、紫外線から起こる肌の損傷を軽減しようとします。しかし、これによって過剰なメラニンが生成され、肌がくすんで見えることがあります。 |
改善方法 | 紫外線はメラニンの増産を促す要因の一つです。外出する際には、紫外線から肌を保護するために、SPF値の高い日焼け止めを使用しましょう。 ビタミンC、レチノールなどの美白成分が含まれるスキンケア製品を使用しましょう。メラニンの生成や分布を抑制し、くすみを改善することができます。 そして、肌のターンオーバーを促し、古い角質を取り除くことで、新しい肌細胞が生まれるようになります。これにより、くすみが軽減されていきます。 |
シミの原因とお手入れ方法について
シミができるメカニズムとは
シミになる主な原因の一つは紫外線です。
紫外線は皮膚細胞内のメラノサイトという細胞に影響を与え、シミの原因をつくり出します。メラノサイトはメラニンと呼ばれる色素を生成する細胞で、この色素が肌を日焼けの色にします。
紫外線を浴びることでメラニン生成が刺激され、チロシナーゼという酵素の活性が増加されます。そしてメラニンが過剰に生産されるのです。
通常は表皮が新しい細胞に生まれ変わるターンオーバーにより、古い角質とともにメラニン色素もはがれ落ちます。しかし、ターンオーバーの乱れからメラニン色素が肌に沈着して、シミとなってしまうのです。
その他、加齢やホルモンの変動、ストレスなどもシミの原因となることがあります。
年齢とともに皮膚細胞の活性が低下した場合は、シミや老人斑が表れたりします。
シミにもいくつかのタイプがあります。
また次回シミについて詳しくご紹介したいと思います。
美白に効果的なお手入れ方法は?
シミを消す方法として、レーザーや光による治療がありますが、まずは自宅でできる美白ケアを試してみましょう。
- 外出時は日常的に日焼け止めを使用し、紫外線を避け、新しいシミの形成を防ぎましょう。
- シミには、チロシナーゼの活性を阻害する有効成分の入った美容液がおすすめです。
ビタミンC、ハイドロキノン、レチノイドなどの美白成分を含むスキンケア製品を使用することで、メラニンの生成を抑制し、シミを改善することができます。
- 肌のターンオーバーを整え、シミを予防していきましょう。肌のターンオーバーを促進し、シミの原因であるメラニンを外へ排出することが必要です。